Blue List(昆虫編)
2025.11.24(月) マツヘリカメムシ・・北米原産の外来生物です。比較的新しい侵入種で、北米ではマツの害虫として知られます。この地域でも赤松が松枯れ等でずいぶん弱っている昨今、弱り目に祟り目・・マツ類にとって追い打ちの脅威にならなければいいのですが。
さて、カメムシと言えばあの強烈な悪臭(一部の種です)を気にされる方が多いと思いますが、このマツヘリカメムシはというと青リンゴだとか洋ナシのような臭いだという人もいます。実際に嗅いでみましたが、刺激の与え方が弱かったのかほとんど臭いませんでした。
ムシャクロツバメシジミは、2013年愛知県で初確認されました。駆除活動の甲斐なく、各地に拡散しているようです。
ベンケイソウ科の植物が幼虫の食草となり、ツメレンゲ・ツルマンネングサ・コモチマンネングサ・タイトゴメ等々を食害します。また、在来種のクロツバメシジミと交雑する恐れがあるため、本種の侵入を止めなければならないと言うことです。各務原市や可児市での報告がありましたが、加茂地域でも発生を確認し、定着の可能性もあります。
近年、屋上緑化のために、乾燥に強く寒さにも耐えることができる植物としてベンケイソウ科の植物を採用したり、家庭で気軽に楽しめる植物としての多肉ブームから、園芸植物の販売店以外にも通販やオークションサイト、メルカリの利用、100円ショップ等で簡単に入手できます。その際、本種やそれ以外の昆虫等の卵や幼虫が付いて移動する可能性も上がっていると思われます。
シタベニハゴロモ (中国他)
岐阜県では、2022年頃に笠松町で確認されていた。
加茂地域では、昨年、川辺町で目撃情報があり調査をしていたが、2025年7月10日川辺町にて幼虫を確認した。(写真)
ニワウルシの若木で見られたが、他県ではブドウに着いていたとの情報もあり、隣接の山之上町の果樹園で栽培されるブドウやナシ、カキなどにつく恐れもある。※要注意生物である。
2025.7.13・・美濃加茂市山之上町田畑にて、成虫1・幼虫多数を確認し一部を捕獲した。
ラミーカミキリ (東~南アジア)
江戸時代終期から明治のころに輸入されたラミーという植物について侵入した。
幼虫はカラムシやムクゲにつき、6月ごろ加茂地域でも普通にみられる。
チュウゴクアミガサハゴロモ (中国)
在来種のアミガサハゴロモによく似るが、やや大型で焦げ茶色をしている。翅にある白い斑紋が縦長になる。2023年06月標準和名がつけられた。
年々増加傾向にあり、山間地にも進出している。
在来のアミガサハゴロモと置き換わってしまいそうな勢いだ。
アワダチソウグンバイ
セイタカアワダチソウにつくグンバイムシの仲間。
他のキク科植物でも見られる。
ヨツモンカメノコハムシ (台湾、中国南部、沖縄本島以南)
2018年以降、年を追うごとに増殖中。
サツマイモの害虫として認識され、注意を促している。
アカボシゴマダラ (大陸斑紋型)
在来種のゴマダラチョウに似るが、後翅に赤い斑紋があるのが特徴。最初、神奈川県へマニアが意図的に持ち込んだとされ、近年、お隣の愛知県でも繁殖が確認されている。(2023年09月22日七宗町で捕獲)
各地で繁殖が確認され、春型、夏型ともに見る機会が増えている。
トウキョウヒメハンミョウ (台湾)
10㎜程の小さなハンミョウの仲間。トウキョウとつくが、昭和の初期ごろ台湾から持ち込まれたといわれ、各地で繁殖している。
ハエが飛んでいるように見えるため、気が付かないことが多いだろう。
タイワンタケクマバチ (台湾、中国南部~インド)
竹材や竹ぼうきなどに穴をあけ、卵や幼虫で侵入したと思われる。放置された竹林や家庭の竹製品(竹ぼうき、熊手)にも穴をあけて産卵繁殖する。
針が太いため、刺されると非常に痛い!
ムネアカハラビロカマキリ(中国?)
輸入された竹製品に卵鞘が付着していたと考えられる。在来のハラビロカマキリよりも大型となり強い。生息地の競合が懸念される。
キマダラカメムシ (中国由来)
大型のカメムシで、触ると悪臭を放つ。
影響を与える植物は多種にわたり、繁殖力も旺盛なため迷惑昆虫となっている。
※写真は、稲葉池のサクラに大量繁殖した一部分。
アオマツムシ (中国) 写真はメスの個体
明治のころに侵入したと思われる。広葉樹を好んで産卵し、葉を食害する。広葉樹に限らず、イチョウやスギ、ヒノキにも産卵するようである。東海地方の調査でも、31科71種に及ぶという報告がある。美濃加茂市では、ナシやカキの葉を食害したという。