成虫で越冬・・

やがて寒い冬がやって来ます。

昆虫の冬越しは、卵で越冬、幼虫で越冬、サナギで越冬、成虫で越冬とそれぞれの種によって形態が違います。

卵の状態で越冬する昆虫は、バッタやコオロギ、キリギリスなどが知られています。ミドリシジミも卵ですね。カマキリの仲間もこのタイプが多いです。

幼虫で越冬するのは、ゴマダラチョウやオオムラサキ、コムラサキ、ベニシジミ、ヤマトシジミなどのチョウ類や、カブトムシ、コガネムシといった甲虫の仲間がいます。

サナギで越冬するのは、ギフチョウやアゲハ蝶の仲間、モンシロチョウなどです。

成虫で越冬するのは、テントウムシやカメムシの仲間に多く、トンボではオツネントンボ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボが知られています。ムラサキシジミやムラサキツバメ、ルリタテハ、キタテハなども成虫で冬を越します、

今回の写真キタキチョウも成虫で越冬します。風裏で日当たりが良く、比較的暖かな場所では真冬でも見ることができます。



シン・自然観察倶楽部&Jr

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