悪役にされますが・・
テレビの特集で<恐怖の殺人バチ>などといかにも悪い奴の様に紹介され、駆除作業の一部始終を大げさな解説とともに放送されます。本当に、そこまで悪い奴なのでしょうか?
ハチの仲間の一部は、集団で社会生活を営み、個体それぞれの日齢によって違う役割を担当しています。
例えば、二ホンミツバチの働きバチは羽化後すぐには巣の中の掃除や幼虫の世話をします。次の段階になると、巣の入り口近くで門番としてアリやほかの蜂を追い払います。オオスズメバチやキイロスズメバチの襲撃にも向かっていきます。一番危険な外勤は老齢バチの仕事で、遠くまで出かけ花の蜜や花粉を集めて巣に持ち帰ります。
写真は、オオスズメバチの働きバチです。
オオスズメバチも同じように集団で生活をし、外勤となった働きバチは樹液や他の昆虫、イモムシやクモなどを捕らえて巣に持ち帰り、幼虫や内勤バチの食料にするのです。
そうした中で生物種の数の均衡が保たれ、生態系の和が保たれていくのです。
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